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7月, 2022の投稿を表示しています

朝日新聞1面にウクライナひまわり畑

   朝日新聞の東京、大阪、名古屋、西部の各本社版と北海道支社版の7月30日付朝刊に、「満開 輸出を待つ」の見出しでウクライナの満開となっているひまわり畑がカラーで掲載された(上の写真は東京版)。写真は首都キーウ南郊の畑で、高さ1.5mほどに育ったひまわりの花々が夏の陽光を見上げているという。  記事ではひまわりはウクライナのシンボルで、ひまわり油の一大生産地となっているとして、「米農水省によると、ウクライナが2020年~21年に輸出したひまわり油は、世界全体の47%を占める」と説明。最後に次のように輸出再開の動きを説明している。「ウクライナとロシアは今月22日、国連やトルコとそれぞれ、輸出再開で合意。世界的な食料不安の解消に向け、近日中に最初の船舶が出発することが期待されている」。 jakuyu.com

碧南にいみ農園のひまわり畑が移動

  7月上旬のブログで紹介した通り、碧南市桃山町のにいみ農園はトマト直売所の周りに散在する5つのひまわり畑で、7月上旬から8月中旬まで順番に花を咲かせている。7月上旬にひまわりが咲いたのは清水町交差点北側と南側の2つの畑で、続いて7月下旬、交差点南側のさらに南東の2つの畑のひまわりが満開になった。そして、7月上旬に満開となっていた2つの畑のひまわりは枯れ落ちて、畑の緑肥になるように茎が倒されている。  7月下旬に満開となったひまわり畑はちょっと種類が異なり、温室前の畑では人の背丈と同じくらい背の高い茎で、小川を挟んだ別の畑ではそれより背の低い茎のひまわりが咲いている。いずれのひまわり畑も黄色い花がぎっしり咲き、眺めるだけで元気がもらえる感じがした。ひまわり畑は住居のない田園地域にあり、直売所前だけでなく、道路沿い、温室前にも数台ずつ止められる駐車場も用意、自由に見て回れるようにしている。このため、歩いてはなかなか訪問できないが、平日の午後4時近くでも夏休み中の学生グループが車で見学に訪れていた。 ひまわり祭り開催中 背の高いひまわりがぎっしり こちらの畑はちょっと背の低いひまわり  なお、にいみ農園の最後に開花する予定のひまわり畑は直売所の南側にあり、8月5日から15日が見ごろという。ひまわりが開花している期間中、直売所でトマト、ミニトマトなどを購入すると10%引きの「ひまわりクーポン」を配布している。 駐車場も設置 緑肥作りのため倒されたひまわりの枯れ茎 jakuyu.com/  

南知多観光農園でひまわりが満開

  南知多町の観光農園「花ひろば」で7月中旬、背の高さが2m前後ある巨大なひまわりが植わっている畑の花が満開になった。同園ではガーベラ、ポピー、ルピナス、コスモスなど、一年中いろんな花が咲いているが、特に有名なのはひまわり畑。7月中旬には14万本のひまわりの黄色い花が咲き誇り、まさにウクライナで撮影したイタリア映画「ひまわり」の世界が現出したような雰囲気となった。  ひまわりはエリアに分けて種まきを行い、6月下旬から12月上旬まで開花するよう工夫している。7月中旬は入口から向かって右奥エリアの畑に植わっている14万本のひまわりが開花した。畑の奥には展望台2台設けると共にピンクの軽トラを設置、上からひまわり畑を眺めたり、写真撮影が楽しめたりできるようにしている。また、8月に満開となる育成中のひまわりを見られるため、時期をずらして再訪すればひまわりの成長過程を見ることもできる。 満開の花 歩いている来場者より背の高いひまわり 8月の開花が予定されるひまわり畑    観光農園のため入場料が必要で、中学生以上の大人700円で、小学生以下の子どもが350円。ひまわりは鑑賞するだけでなく、6本まで切って持ち帰ることができる(ハサミを貸与)。また、8月下旬までブルーベリー狩りも行っているが、こちらは別料金がかかる。このほか、休憩所ではブルーベリーやメロン、スイカなど農園で採れた果物を販売、いちご入りのシェーク、メロンのかき氷なども楽しめる。開園時間は午前8時から午後5時まで。犬などペットも一緒に入園できる。 小さなひまわりと入り口休憩所(左上) 園内マップ jakuyu.com/  

冷凍ボルシチ、パンのトラで販売

  パン店「パンのトラ」を展開しているトラムスコープは、レストラン「ピッツェリアブル」で6月12日からウクライナの伝統料理「ボルシチ」を提供、隣のパンのトラ安城店で冷凍パック入りボルシチの販売も開始した。また、7月からはオンラインショップでクール便を使って冷凍ボルシチと黒パンとのセット販売もスタートした。黒パンはウクライナで主食として食べられている伝統的パンで、パンのトラ安城店では毎週月曜日に販売している。  パック入りのボルシチは冷凍庫に入れて販売しているもので、1袋300g入りで税込み480円。隣のレストランで提供している料理同様、ウクライナ人のルスラン・リディア夫妻と共同開発したレシピに基づいて、調理して冷凍保存したボルシチが入っている。食べる時は、袋のまま75度Cから100度C以下の熱湯に全体が浸かるように入れて、約5分間温めて皿に入れるだけ。このボルシチは旨味と栄養がたっぷり入った具沢山スープで、サワークリームを入れると異なった味も楽しめる。見た目は赤みがより強い気もするが、レストランで食べたボルシチとほぼ同じ味であり、まさに手軽に家でウクライナの伝統的料理が味わえるようになったと言える。 温めて皿に出した冷凍ボルシチ   また、ボルシチと一緒に食べることを提案している黒パンはずっしりと密度の高いパンで、ライ麦の香ばしさと優しい酸味が特徴。「厚さを1-2cmほどに切り、バターを塗ってから野菜や生ハム、サーモン、チーズなどを乗せて食べると非常に美味しいです!」と売り場のPOPで食べ方を紹介。販売価格は1本税込み960円、1/2本480円。 黒パン1本 各種ウクライナパン パンのトラ安城店 jakuyu.com/

安城で本場のボルシチを食す

  安城市内に本社を構え、愛知県でパン店「パンのトラ」を6店舗展開しているトラムスコープは、パンのトラ安城店隣で営業するレストラン「ピッツェリアブル」でウクライナの伝統料理「ボルシチ」の提供を開始した。6月12日からメニューに加えたもので、入り口に写真入りで『たくさんのお肉が入っているウクライナの伝統料理』としてボルシチの立て看板を設置して来店客にアピールしている。  トラムスコープでは、4月上旬から安城市内で避難生活を送るウクライナ人のルスラン・チェボターロフ、リディア・ザイエツ夫妻と一緒にウクライナ伝統のパンの開発を行うと共に、ボルシチのメニュー開発にも取り組み、さらにアルバイト店員として夫婦をレストランに雇い入れた。入り口の案内表示には、食からウクライナを知ってみませんかとして、「ウクライナのキーウから愛知県に避難されて来られた、ルスランさん、リディアさんにウクライナ伝統のボルシチを再現してもらいました」と表示している。 パンのトラ安城店隣のピッツェリアブル 立て看板  提供しているボルシチのセットは、ウクライナ伝統のパン2個とサワークリーム、フリードリンク、手作りパン(ランチ時)付き。ウクライナ伝統のパンはガーリックが効いたふわふわした食感の小ぶりなパンプーシュカで、ボルシチに付けて食べることができる。また、サワークリームはボルシチに入れてかき混ぜて溶かすと、全体的に味がマイルドになる。クリームを溶かす前のスープは赤いが、これは赤い野菜のビーツが入っているためで、辛くはない。ボルシチのレシピは地域、家庭によって異なると言われるが、ピッツァリアブルのボルシチは日本人の味覚に合った、食べやすい料理になっている。  なお、ボルシチは日本ではロシア料理店で食べたことがある人が多いが、発祥の地はウクライナである。ユネスコは7月1日、「ウクライナ・ボルシチの調理文化」を緊急に保護する必要のあるユネスコ無形文化遺産のリストに加えると発表している。『ウクライナ・ファンブック』では、ボルシチについて「調理時間は少なくとも3、4時間はかかる。このため、味噌汁のように毎日作るものではなく、休日に多めに作り、冷蔵庫に入れて1週間かけて食べる家庭料理なのである。もちろん、どんな食堂にもボルシチは必ずある」と記述している。 パンプーシュカ付きのボルシチセット サワークリームを溶かしたボ

重版の『ウクライナを知るための65章』

   ロシアによるウクライナへの軍事侵攻という情勢変動を受けて、明石書店の『ウクライナを知るための65章』が4月5日付で緊急重版(初版第4刷)された。2018年刊行の同書は、様々な専門家が自然、歴史、民族、言語、宗教、文化などの面からウクライナを紹介、多角的にウクライナがどのような国か疑問に答えようという明石書店エリアスタディーズ・シリーズの一冊。ソフトカバー四六判、本文416ページで、定価2000円+税。  今回の重版では修正なしとしているが、これは品切れ状態だった書籍をいち早く届けようとしたためという。こういった経緯もあって、重版本には編著者の服部倫卓氏(一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所所長)からの寄稿文をしおりにして、本文に挟み込んでいる。同時に、寄稿文を「Webあかし」で公開している。  この寄稿文では最近のウクライナ情勢について触れながら、初版のまま重版したことについて「今現在、ウクライナへの情報ニーズが劇的に高まっている以上、スピード感をもってそれにお応えすることには意味があるはずだ」と記載している。また、初版上梓後、「現代の政治に関する章について異論も聞かれた」というコメントもある。実際にamazonのレビュー欄では、ドンバス紛争など政治問題の項目でロシア側の視点に立ち過ぎていると詳細な批判が展開されている。      〈服部倫卓氏の寄稿文の冒頭部〉  本書『ウクライナを知るための65章』の初版が刊行されたのは、2018年10月のことであった。それから約3年半が経過したにすぎないが、同国をめぐる状況は激変している。 ウクライナ政治の大きな変化と言えば、2019年3、4月の大統領選挙で、新人のゼレンスキーが現職のポロシェンコに対し地滑り的勝利を収め、第6代ウクライナ大統領に就任したことだろう。 晩年のポロシェンコ大統領は、親欧米・反ロシアの姿勢を鮮明にしていた。その結果、2019年にはウクライナ正教会がロシア正教会からの独立を果たし、また憲法にはウクライナの欧州連合(EU)および北大西洋条約機構(NATO)加盟路線が明記されるという進展があった。しかし、国民が身近な経済・社会問題の解決を望む中で、民心はポロシェンコから離れ、それが敗因となった。 対するゼレンスキーは、元々は人気コメディアンであり、政治家や富豪、汚職を風刺するネタで注

ドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」

  ロシア政府の暗部に切り込むドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」が7月17日、東京のミニシアター3館で緊急公開された。ロシアの弁護士で政治活動家、アレクセイ・ナワリヌイの毒殺未遂事件に迫るドキュメンタリーで、今年度の米国サンダンス映画祭で観客賞、フェスティバル・フェイバリット賞をダブル受賞した。愛知県では、名古屋市の伏見ミリオン座で7月29日に公開される。  2020年8月、飛行機の中でナワリヌイが突如瀕死状態に陥ったが、奇跡的に一命を取り留めた。「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」のダニエル・ロアー監督が事件直後からナワリヌイと家族、調査チームに密着し、秘密裏にカメラを回し続けた。製作はCNN films、HBO Max。上映時間は98分。  「連日ロシアによるウクライナ侵攻の惨状が世界中で報じられる一方、戦争反対の立場を表明したロシアの国内メディアは政府の圧力により次々と活動停止に追い込まれている今、政府に抗議を上げることがいかに危険かというアクチュアルな実態にカメラは切り込んでいく。そして映り出されるナワリヌイを支持し抗議デモに参加する市民の姿は、ロシア国内にも平和と正義を求め行動を起こす人々が確かにいるのだということを我々に訴えかける。強大な権威主義国家に立ち向かう闘いを捉えた、絶対に今観るべきドキュメンタリーだ」(チラシから)。 jakuyu.com/  

日本人が旅する映画オンライン公開中

  ユーチューブで 今、日本人男性がウクライナの旅をする短編映画「Djakuyu(ジャークユ)」が公開されている。ウクライナ語版、英語版のほか、日本語版もあり、いずれもオンライン無料公開中。日本語のウクライナガイドブック本『ウクライナ・ファンブック』では、日本人を主人公にしたこの短編映画をウクライナ情報政策省が制作したものとして、日宇関係を記述した後方ページに画像付きで簡単に紹介している。  Djakuyu日本語版のYouTubeアドレスは (175) DJAKUYU/Дякую (japanese version) - YouTube  YouTubeで「djakuyu japanese」で検索しても日本語版の短編映画は出てくる。  各種ウクライナ情報を発信するウクルインフォルム日本語版は2019年2月、情報政策省が2017年の「ウクライナにおける日本年」に制作した短編映画「ジャークユ」(ウクライナ語でありがとうの意)をオンライン上に正式に公開したと発表している。それによると、この短編映画は1人の日本人旅行者がウクライナを旅していく中で、ウクライナの面白さ、人の温かさ、個性、景色、豊かな歴史といったものに触れていく物語となっている。映画を実際に制作したのは、民間のベスト・フレンズ・フィルム社。上映時間は25分。  映画は東京や神戸で上映会が行われたほかに様々な国で紹介され、ラトビアやルーマニアの映画フェスティバルでは賞を受賞。2018年10月のクロアチア・ザグレブ旅行映画フェスティバルでは特別賞を受賞した。   リヴィウの街を歩く主人公 間違って高原の村に着いた主人公 オデッサの階段にたたずむ主人公 キーウに到着して若い女性と歩く主人公 〈YouTubeの解説〉  この映画は、ウクライナでの日本人教授小野宏の冒険について語っています。偶然にも、彼はキーウへの電車に遅れて、リヴィウから首都まで自分で行かなければなりません。ヒロシが持っているものはすべて、財布の中の千UAHであり、ウクライナ語の語彙では「ありがとう」です。  教授は、友人が彼を待っているキエフに行く必要があることを説明しようとします。しかし運命は彼をDyakovoの小さな村に置きます。そこで、日本人はフツルの休日に自分自身を見つけます。人々の深さと誠実さは教授に影響を与えます。  ヒロシはオデッサに

日本唯一のウクライナガイドブック

  日本語版の海外旅行ガイドブックは地球の歩き方、ブルーガイド、るるぶ、タビトモなどがよく知られるが、これら大手出版社のガイドブックにはウクライナを取り上げたものがない。日本で出版されているのは、トランスビューが物流と決済を代行する小出版社のパブリブ(本社東京)が2020年3月に発刊した『ウクライナ・ファンブック』だけである。本文はA5判、オールカラー印刷224ページで、定価2300円+税。  著者はウクライナ国営通信ウクルインフォルムの日本人編集者として、写真家として現地からの生情報を発信し続けている平野高志氏。ファンブックではキーウ、ハルキウ、マリウポリ、ヘルソン、チェルニヒウなど、ロシアの侵攻が始まる前のウクライナの主要都市の姿を地図、写真を交えて詳しく紹介している。同時にウクライナ料理、ビール、音楽、伝統服、お土産品などを紹介すると共に、キエフ大公国設立から1991年に独立するまでのウクライナ史、さらにクリミア史、マイダイ革命などの政治史も詳述している。  ロシアの侵攻前の昨年末からファンブックへの注目が高まり、在庫が薄くなってきたことから重版を決定、侵攻が始まった日に印刷所に重版データを入稿したという。その後も注文が途切れることなく、4月に3刷、4刷、5月26日には5刷を発送した。他社からもウクライナに関する本は出版されているが、ファンブックがガイドブック的な本として唯一ということから幅広い層から支持を集めているという。「最近はウクライナ避難民を支援したりしている人や地方自治体、研究機関など、元々はウクライナに特に縁がなかった、広範囲の層に興味を持ってもらえているようです。また、出版当初から在日ウクライナ人やウクライナ大使館、在ウクライナ日本人、ウクライナ関係者からも支持を頂いております」(パブリブのブログ)。 5月に開かれた丸善京都本店のパネル展        (パブリブのプログから)                                                                                                                               jakuyu.com/

戦禍を生きる⏤『ウクライナ戦争日記』発刊へ

      「2月24日⏤ロシアが攻めてきた日、すべてが変わってしまった」。キーウ、ハルキウ、マウリポリなど戦禍のウクライナに暮らしている人、故郷に思いを寄せる日本在住のウクライナ人など、19歳から58歳までの24人の日記を収録したStand With Ukraine Japan/左右社編集部編『ウクライナ戦争日記』が7月28日から順次発売開始される(Amazon発売日8月4日)。出版社は東京・渋谷の左右社で、電子版では日本語版、英語版を同時にリリースする(7月28日配信)。  判型は四六判変型並製で、320ページを予定。定価は1800円+税。収益の一部はNGO団体のStand With Ukraine Japanに寄付される。このNGO団体の共同創設者であるサーシャ・カヴェリーナは発刊にあたって、次のように語っている。「日記を書いた人は、特別な人々ではありません。残酷にも、いきなり恐ろしい状況下に投げ込まれてしまっただけの、あなたや私と同じ人間であるということを忘れないでください。本書は、ウクライナが子どもたちを守るために払った犠牲の証であり続けるでしょう。そして、本当の勝利を収めるまで、ウクライナの味方でいてください」。  日記を書いた24人は、キーウでは劇作家、フォトジャーナリスト、日本語教師、大学教授、劇場の副館長、映画監督、ハルキウでは美容室経営者、法律事務所の副長官、元建設業者、オペラ歌手、劇作家、スームィでは会社の管理職、マリウポリでは鉄道会社の職員、メリトポリでは芸術家、ヘルソンでは劇作家・コピーライターなど。「報道では伝えきれない、戦禍を生きる人々の切実な思いが詰まった一冊です」と、左右社では強調している。

ひまわりの種をまく

   7月8日付の朝日新聞朝刊の「声」欄に、読者からの投稿「咲いたヒマワリに平和を願う」が載った。ウクライナにロシアが軍事侵攻した直後にホームセンターに行き、ひまわりの種子を買い、袋に入っていた10粒をまいたところ、1粒だけ発芽し、黄色い花が咲いたという内容。ひまわりはウクライナへの連隊の気持ちを込めて種をまいたもので、一輪だけ咲いたひまわりの花は戦火に耐えるウクライナの人々の姿に重なるという。  たまたま私も6月17日にホームセンターでひまわりの種を2袋購入、駐車場の横にまいた。さらにちょっと量が少ないと感じたため、翌日ダイソーに行って2袋税別100円という中国製の激安な種もまいた(1袋分は別の場所)。ほぼ同世代の新聞投稿者よりまくのが3カ月ほど遅かったため、まだ花が咲くまでには2カ月くらいかかると思うが、それでもひまわりは数センチくらいに成長した。特にダイソーの中国製は成長が早く、10センチを超えた。  ひまわりは一部葉っぱが黄色っぽく変色したものもあるが、今のところ順調に成長しつつある。現状ではロシアのウクライナへの軍事侵攻はまだ止まる気配がない。しかし、ひまわりの黄色い花が咲くころには、少しでもロシアの軍事侵攻が治まることを期待したい。 駐車場横に植えた5袋の種、両端の袋がダイソー商品 jakuyu.com

映画「ひまわり」が名古屋で上映へ

    名古屋市錦通東新町のミニシアター、名演小劇場は7月29日からイタリア映画「ひまわり HDレストア版」を緊急上映すると発表した。ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが競演したヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作で、有名なひまわり畑のシーンがウクライナで撮影されたことも知られている。今回、興収の一部は人道支援に充てられる。HDレストア版は最新技術を使って日本で修復したもので、画面上の傷を除去して明るさや色の揺らぎなどの症状を改善、音響に関しても雑音を除去、オリジナルに近い仕上がりになっている。  ひまわりは1970年に日本ヘラルド映画が日本で公開、大ヒットを記録した。2020年に日本劇場公開50周年を記念し、映画配給会社・アンプラグドがレストアしたデジタル素材で「ひまわり50周年レストア版」として再び全国公開した。しかし、コロナ禍の公開となり注目が集まらなかったが、今年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻したことから、撮影地のひまわり畑がウクライナであるとSNSで情報発信、3月から緊急上映を開始した。そして、当初の上映決定場所が数日間で10倍までに拡大、現在も全国各地の劇場、自主上映会で上映が続いている。  アンプラグドのスタッフが緊急上映に寄せての文章で、主人公が夫を探しに行くひまわり畑のシーンでのあるセリフを引用、「ひまわりは第二次世界大戦の悲劇を描いた映画だが、今起きている事と非常に強い共通性を感じました」とコメントしている。そのセリフとは------。「イタリア兵とロシア兵が埋まっています ドイツ軍の命令で穴まで掘らされて ご覧なさい ひまわりやどの木の下にも麦畑にも イタリア兵やロシアの捕虜が埋まっています そして無数のロシアの農民も 老人 女 子供」。                                                           jakuyu.com

次々に咲くトマト農園のひまわり畑

    ソフィア・ローレン主演のイタリア映画「ひまわり」の広大なひまわり畑は、ウクライナで撮影された。同映画は1970年に公開されたが、今年2月にロシアが軍事侵攻を始め、ロケ地のひまわり畑がウクライナだったということから、3月1日にリバイバル上映が決定し、現在まで全国各地で上映されている。同時に、ウクライナ支援の一環としてひまわりの種子まきも庭や畑で盛んに行われるようになっており、いまひまわりの黄色い花があちこちで咲いている。  トマト、ミニトマトで知られる碧南市桃山町のにいみ農園は、直売所の周りに散在する5つのひまわり畑を持ち、7月上旬から8月中旬(予定)まで順番に花を咲かせるようにしている。まず咲いたのは清水町交差点北側と南側の2つの畑で、特に北側のひまわりは背の高い黄色い花がぎっしり並び、ちょっと数は少ないながらソフィア・ローレンがさまよったひまわり畑の雰囲気も醸し出している。にいみ農園がひまわり畑を始めたのはコロナ禍が日本で始まった年で、今年で3年目になるという。 一番北側の畑に咲いたひまわりの花 交差点南にあるひまわり、すぐ南半分は未開花  にいみ農園はひまわり畑の狙いについて、次のような文章の載ったチラシをトマト購入者に配布している。「冬の美味しい野菜を作るために夏の時期に『緑肥植物』を育て、豊かな畑の土作りを行います。 『緑肥植物』には、ひまわりの他ににレンゲやクローバー、トウモロコシなどもありますが、コロナや戦争で心が痛んでいるため、元気の出る黄色い色で世界が明るくなればと考え、ひまわりを撒きました。」 未開花畑 正面にある建物が直売所で奥に温室                                                              jakuyu.com  

電子書籍『ウクライナのレシピ帳』発売

   クックパッド(本社横浜市)は6月30日、ウクライナ紛争における避難民への支援を目的として電子書籍『ウクライナのレシピ帳』を販売開始した。税込550円で、AmazonのKindleストアのほか、各社の電子書籍ストアで購入できる。  クックパッドは、日本を含め世界74カ国・地域で料理レシピサービスを運営しているが、その中には現在紛争下にあるウクライナも含まれている。3月には、ウクライナ紛争の影響を受けた人々を支援することを目的に、調理環境が十分でない中でもできる料理のレシピ募集プロジェクトを実施。レシピの一部はウクライナ語に翻訳し、ウクライナ版クックパッドを利用するユーザーに提供している。  今回の電子書籍は同社のウクライナ支援プロジェクト第2弾。クックパッドへの投稿の中からプロジェクトに賛同した人のウクライナ料理の16レシピをセレクトし、1冊にまとめた。諸経費を除いた売上金はウクライナ避難民を支援する公益財団法人横浜市国際交流協会への寄付、及び料理を通じた支援活動に使用される。

愛知県のウクライナ避難民が2.4倍に

         愛知県社会活動推進課多文化共生推進室は6月28日、県内におけるウクライナ避難民の受入人数を発表した。それによると、6月24日現在のウクライナ避難民は名古屋市をはじめ11市の65人(38世帯)。愛知県では4月8日現在の受入人数は27人と発表していたので、2カ月半で2.4倍に拡大したことになる。     ウクライナ避難民の受入人数は愛知県が県内全市町村に照会し、状況をまとめたもの。在留資格が「短期滞在」である避難民は住民票の登録がないため、市町村によるボランティア団体などへの聞き取りや市町村窓口での相談対応によって把握できた人数を県が集計したという。ただし、4月8日発表時にはあった市町村別の受入人数が今回明らかにされなかった。県では最初に発表した4月8日以降は、「個人のプライバシー保護の観点」から市ごとの人数は公表していないという。このため、各市のウェブサイトなどを通じて受入人数を確認、安城市、東海市については独自に調査した。   特に目立つには、0人だった安城市が8人、同じく0人だった日進市が4人になったこと。また、名古屋市、大府市も2倍以上増えた。しかし、東海市は当初5人で、その後6人となったが、3人がウクライナに帰国したことから現在は3人に減っている。  ちなみに、出入国在留管理庁の発表では、6月29日現在のウクライナ避難民在留者数(速報)は1398人。最も多いのが東京都の268人で、次いで福岡県の95人、神奈川県の84人、大阪府の66人、愛知県の64人、千葉県の61人、兵庫県の54人などとなっている。