スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2022の投稿を表示しています

TOKYO FMでナターシャ・グジーのコンサート

  TOKYO FMは、9月4日(日)午後7時から7時55分、特別番組『翼を、ください〜ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジー コンサート』を放送する。この番組では、8月17日に東京都立川市 たましんRISURUホールで開催されたウクライナ復興人道支援チャリティーコンサート「ウクライナへの想い」の模様を届けると共に、ウクライナ出身の歌手・バンドゥーラ奏者ナターシャ・グジーに今の想いを聞いている。  2月24日に起こったロシアによるウクライナに対する軍事侵攻から半年が過ぎた。半年の間、ウクライナ出身の歌手・バンドゥーラ奏者ナターシャ・グジーが、バンドゥーラというウクライナの民族楽器を奏でながら祖国への祈りを込めて歌い続けている。今年7月からは日本全国47都道府県を回るツアー、チャリティー・フォー・ウクライナの頭文字をとって、CFU47「希望の大地」をスタート。コンサートの収益金はウクライナの人道支援のために寄付している。    放送ではナターシャ・グジーに、コンサート企画の意図や、ウクライナへの想いを聞いた。また、チェルノブイリ原発の近くで生まれ育ち、日本で音楽活動を始めてからは東日本大震災に遭遇という波乱に満ちていたこれまでの人生についても聞いた。さらに、ナターシャ・グジーが出演した8月17日に東京 立川市 たましんRISURUホールで開催されたウクライナ復興人道支援チャリティーコンサート「ウクライナへの想い」の模様もたっぷりと届ける。「今も終わらない戦争。ウクライナ出身の歌手・バンドゥーラ奏者が祖国を想って歌うコンサートをどうぞお聴きください。」とTOKYO FM。 【番組概要】 ◆タイトル:TOKYO FMサンデースペシャル 『翼を、ください〜ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジー コンサート』 ◆放送局 :TOKYO FM  ◆放送日時: 2022年9月4日(日) 19:00~19:55  ◆出演 :ナターシャ・グジー(ウクライナ出身歌手・バンドゥーラ奏者)             進行 後藤亮介(TOKYO FM報道・情報センター)  なお、系列局のFM愛知では、日曜日の同時間帯は「サンデースペシャル」の放送予定だが、TOKYO FMと同じプログラムかどうかは不明。 jakuyu.com  

車庫前のひまわりが満開に

   ウクライナ支援の意味も込めて車庫の前にまいたひまわりの種から芽が出て、70日間経過した8月26日に20輪以上の黄色い花が咲いた。約10輪の花は一番大きく成長した2袋100円(税別)のダイソーで買ったひまわりで、大きく伸びた茎からだけではなく、目立たない背丈の茎からも花が開いた。  あとのひまわりはホームセンターで購入した種から成長した。ただし、このひまわりは2種類あり、茎が30-40センチのものと茎が10センチしかない小さいひまわり。10センチのひまわりは花もちょっと小さすぎる気もするが、これもひまわりと言うしかない。このほか、ダイソーの種の横にもう1種類別の種もまいたが、この種からはまだ花が咲いていない。なぜか葉っぱだけが勢いよく生い茂っている。   順調に成長したダイソーの種から咲いたひまわりは、ちょっと茎が細かったものもあり、夜の間に2輪の花が折れ曲がった。このため、見栄えも考えてハサミで切ってしまった。車庫の鉄板前という環境も悪かったかもしれない。 真ん中にまいた小さなひまわりも咲いた ダイソーの種の隣はまだ葉っぱだけ繁茂  (注)冒頭の写真を2日後の28日に撮った写真に変えてみた。少しひまわりの花が多くなった気もする。 jakuyu.com/

ウクライナ紛争半年、赤十字運動が報告書

 ウクライナ紛争の拡大・激化から半年、多くの人々が、大きな犠牲を払わされてきた。国際赤十字・赤新月運動(赤十字運動)は、この節目に、この半年間行ってきた活動内容をまとめた、『Six Months of Armed Conflict in Ukraine(ウクライナ紛争の拡大・激化から半年)』という47ページの報告書を発行した。  ウクライナ紛争の拡大・激化から、半年が経った。この間、途方もない苦しみや死、破壊がもたらされ、人的被害はいまだ拡大の一途をたどっている。人々はすべてを捨てて、命からがら避難することを余儀なくされ、数千もの民間人が死傷し、多くの人がトラウマを抱え、緊急の保護を必要としている。避難生活を送っている人の多くは、女性や子ども、高齢者。学校や医療施設、家屋などのインフラも破壊され、損傷を受けた。  1,300万を超える人々が故郷から避難することを余儀なくされた。その一方で、避難する決心がつかず、もしくは避難することが叶わず、紛争下にある地域でいまだ暮らしている人々も数多くいる。いずれの場合も人々は、心へのダメージや収入減、家族の離散など、紛争によるさまざまな影響を受けている。一方で、想像を絶する苦しみの中で、人々が最も支援を必要としているときに、人類愛の力が発揮されるのを私たちは目の当たりにしてきた。世界中の多くの国々が、避難してきた人々を温かく迎え入れた。今回の危機に対する国際社会の対応により、政治的な意思さえあれば、武力紛争やその他危機により避難を余儀なくされた人々にどれほどの支援ができるかが、まさに示された。  この半年にわたり、赤十字運動は、必要不可欠な人道援助物資の配付や、心のケアを含む医療の提供、現金・バウチャーの支給、水・衛生サービスの提供、武力紛争下にある地域からの自主避難の支援などを通して、数百万もの人々に支援の手を差し伸べてきた。      2022年2月以降、ウクライナと国境を接するベラルーシやハンガリー、モルドバ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スロバキアなどの国々の他、ヨーロッパの大部分の国々、さらにはその他の国々でも、数千人に上る赤十字運動のボランティアや職員が緊急動員されてきた。そして、現地にある拠点や知識、経験、当該国の赤十字・赤新月社の人的資源を駆使して、いち早く支援を実施した。避難民の支援や、医療の提供、温かい食事

2度も故郷を奪われたウクライナ難民の日本人

   ANN系列の北海道テレビ放送は、9月4日(日曜)午前10時半から11時までの30分間、HBS制作テレメンタリー2022『戦火 逃れて』を放映する。2歳の時、そして78歳でと2度もロシアに故郷を奪われたウクライナ難民の日本人男性の数奇な運命をとり上げる。テレビドキュメンタリー「テレメンタリー」の放映はテレビ朝日が土曜の早朝4時50分からで、系列のメ~テレが日曜の26時半からとなっており、『戦火 逃れて』も同時間帯に放映されることになっている。  今年3月、1人の男性が北海道・旭川空港に降り立った。彼の名前は降籏英捷(ふりはた ひでかつ)さん78歳。降籏さんはサハリン残留日本人で、2歳のとき終戦を樺太(今のサハリン)で迎えるも、ロシアの樺太侵攻で故郷を失った。その後、日本に帰国できないまま20代でウクライナに移住し、50年近くウクライナで暮らしていた。その彼が今度はロシアの侵攻から逃れるため、命からがらウクライナを脱出、日本サハリン協会の援助によって旭川の妹のもとに避難することができたのだ。  ウクライナ侵攻という21世紀に起こると誰もが信じられなかった悲劇に、名もなき、罪もない日本人が巻き込まれた。そして、彼はロシアに故郷を奪われるというのが2回目という事実。1度目は1945年のソ連の樺太侵攻で、2度目は今回のウクライナ侵攻という数奇な運命。日本語が話せない 降籏さんがカメラに語った。「戦争はいやです。でも私たちのゼレンスキー大統領が言っています。『光は闇に勝つ 善は悪に勝つ』と」。ウクライナから避難してきた彼の姿を通して「戦争」と「平和」を考える。 jakuyu.com

ウクライナの作家が描く平和と戦争の絵本

  ウクライナの絵本作家、ロマナ・ロマニーシンとアンドリー・レシヴが子どもたちに向けて描いた平和と戦争の絵本『戦争が町にやってくる』が翻訳され、6月にブロンズ新社から発刊された。2015年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作品で、すでに世界15言語に翻訳出版。絵本は290×214㎜、36P、ハードカバーで、1760円。 (絵本の写真は全てウクライナ語原作本)  2人の著者が30歳の2014年、ロシアのクリミア侵攻が始まったという。「子どもたちのいる場所が爆撃を受け、家をうしない、おおくのひとが亡くなるおそろしい日々でした。それまで、ウクライナには、戦争をテーマに親子でじっくり語る子どもの本がありませんでした。でも子どもたちには、いまこそ、そういう本が必要です。ならば作家である自分たちで作るべきだという思いでつくった本でした。」  絵本の内容は、人々が花を育て、変わった家を建て、鳥や草木に話しかけながら楽しく暮らしていた美しい町・ロンドが舞台で、そこにある日とつぜん「戦争」がやってくる。「戦争」を知らない町の人びとはおろおろするばかり。主人公のダーンカ、ジールカ、ファビアンの3人は、知恵と能力のすべてを使い、ロンドを暗闇から救い出そうとする。  8月12日付東京新聞夕刊ではこの『戦争が町にやってくる』と、講談社から今月発刊されたイタリアのジャンニ・ロダーリの詩を基にした絵本『キーウの月』を大きく紹介。記事では、前者の作家2人はリビウで活動しており、ロシアのクリミア侵攻でシェルターに避難しながらの暮らしが続いたという。しかし、シェルターでも子どもたちが絵本を欲しがったり、読んだりする姿を目にした。「日本の子どもたちにもこの絵本を読み平和について考えて欲しい。ウクライナで実際に起こっている戦争のことも注意深く見てほしい」という言葉で結んでいる。 jukuyu.com

車庫の前のひまわりが2輪咲く

  ウクライナ支援の意味も込めて車庫の前にまいたひまわりの種から芽が出て、2カ月経過した8月18日に2輪の花が咲いた。1輪は一番大きく成長した2袋100円(税別)のダイソーで買ったひまわりで、大きく伸びた茎からではなく、大きな茎にかくれて目立たない背丈の茎から花が開いた。。もう1輪は、ホームセンターで購入した種から成長したひまわりからだった。そのひまわりは隣が駐車場の鉄板ということもあって葉が黄色く変色、下の方は枯れ葉となっていたが、悪条件という試練を乗り越えて黄色い花を開花させることができた。  6月17日にホームセンターでひまわりの種を2袋購入、駐車場の横にまいた。さらに、6月18日にダイソーに行って中国製の激安な種もまいた(1袋分は別の場所に)。このうち、ダイソーのひまわりは成長が早く、花開いた茎以外にも蕾が大きく膨らんでいる茎もあり、ここ数日でかなりの開花となると予想される。 ダイソーの種から成長して花開いたひまわり こちらももう花が咲きそう

ウクライナ避難民の65%が長期滞在希望

   公益財団法人日本財団(笹川陽平会長)は、4月に開始したウクライナ避難民に対する生活費などの支援額の対象人数を当初の2倍の2000人に拡大すると発表した。すでに1600人を超える避難民が来日し、7月27日時点で1321人分の申請を受理しているが、ウクライナの戦況が長期化するな中、今後も同財団への申請が増えることが予想されることから支援人数の拡大を決定した。3月28日に発表した支援とあわせ、支援総額は85.8億円になる予定。  また、日本財団へ渡航費や生活費の申請を行った避難民を対象にアンケート調査を行った結果、65.1%の避難民が引き続い日本滞在を希望していることが分かった。必要なニーズとしては「日本語教育」が65.8%で最も多くなった。このほか、26.9%が「眠れないことがある」、「孤独を感じる」と回答するなど、精神面でのサポートの必要性を示唆している。 帰国の意思、希望を教えてください あなたにとって重要なニーズ・サービスを5つまで選択してください 現在日本国内で支援が不足していると思うものを5つまで選択してください   日本財団笹川順平常務理事は、アンケート調査の結果について次のように語っている。「調査結果から、色々な不安、日本で暮らしていこうとする時の課題が見えてきております。やはり言葉の壁というのが日本において生活する上で非常に難しい。単純に日本語を習ってくださいという支援が本当に正しいのかどうかというのは、我々もよく考えなくてはいけいないと思っています。もっと通訳の方々を活用して職についていただいて、言葉ができなくてもできる職業というのはあると思います。働きたい、働ける方々がたくさんいらしてくれていますので、社会の一員としてお招きできればという風に思っています。」  なお、日本財団は競艇の収益金をもとに海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を行なっている公益財団法人。1962年に笹川良一氏によって創立された。2011年3月末までは財団法人日本船舶振興会と称していた。

ウクライナ絵本作家が鉛筆画の戦争日記

  河出書房新社は9月5日、ウクライナの絵本作家がロシアの侵攻直後から鉛筆1本で描いた戦禍ドキュメンタリーを緊急出版する。タイトルは『戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々』で、四六変判、136ページ、仮フランス装、税込み定価1595円。著者はウクライナ・ハルキウ生まれのオリガ・グレベンニクで、絵本作家、イラストレーター、アーティストとして活動している。9歳の息子と4歳の娘の母で、『ママ、怒らないで』などの絵本を出版。   2月24日に ロシアがウクライナに軍事侵攻。著者はその日からマンションの地下室で避難生活を余儀なくされ、ハルキウから西部のリヴィウを経て、ブルガリアまで逃れていく過程を文章で綴っていた。それを韓国の出版社が4月に書籍化すると世界で大きな反響を呼び、日本でもNHK「おはよう日本」(6月6日)で紹介され、現在イタリア、ドイツ、ルーマニア、フィンランドなど、世界数カ国で出版が決定している。「ウクライナの現実、戦争の現実を描く、慟哭のドキュメンタリー。心に迫る絵と切実な文章で綴られた、今こそ読まれるべき一冊です」と、日本語版を刊行する河出書房新社。  「子どもたちの腕に名前と生年月日、そしてわたしの電話番号を書いた。万が一、死んでしまっても身元がわかるように。」(本書から)。「ねぇ、どう思う? 戦争中でも、わたしのたんどーび(誕生日)ってあるのかな?」(娘の言葉から)。「戦争と2人の子どものことを描き続けるウクライナの絵本作家。走り書きのような絵と文章は、差し迫った彼女の心が表れている。今までになかった戦争日記  !」(黒柳徹子さんの推薦メッセージ)。  〈著者の言葉〉 わたしがこの日記を書くのは「戦争反対 !」と叫ぶためである。戦争に勝者はいない。そこにあるのは血、破壊、そしてわたしたちひとりひとりの心の中に出来た大きな穴だけだ。わたしたちは民族で人を分けない。人を定義するのは、民族ではなく行動だからだ。戦争は人間など気にしない。戦争はわたしたちを思いっきり揺さぶった。 著者オリガ・グレベンニク jakuyu.com  

車庫の前のひまわりが成長

  ウクライナ支援の意味も込めて車庫の前にまいたひまわりの種から芽が出て、2カ月経過してかなり大きくなった。一番大きく成長した2袋100円(税別)のダイソーで買ったひまわりは、しっかり蕾ができてもうすぐ開花という状態になった。また、ホームセンターで購入した種から成長したひまわりの一部にも蕾ができた。ただし、隣が駐車場の鉄板ということもあって葉っぱの黄ばみが目につき、これから無事に開花するかちょっと心配である。  7月12日付のブログに書いたように、6月17日にホームセンターでひまわりの種を2袋購入、駐車場の横にまいた。さらにちょっと量が少ないと感じたため、翌日ダイソーに行って中国製の激安な種もまいた(1袋分は別の場所に)。そして、1カ月弱でひまわりは数センチくらいに成長、特にダイソーの中国製は成長が早く、10センチを超えたと書いた。このひまわりたちが2カ月経ち、一部の葉っぱが黄色く変色、少し虫に食われながらも成長している。 中央にダイソーで購入、高く伸びたひまわり ホームセンターで買ったひまわりにも蕾  このように一部葉っぱが黄色く変色したものもあるが、大きい茎は60センチくらいになり、小さい茎にも一部蕾ができる など、ひまわりは 今のところ順調に成長しつつあるようだ。現状ではロシアのウクライナへの軍事侵攻はまだ止まる気配がない。しかし、ひまわりの黄色い花が咲く8月末から9月初めには、少しでもロシアの軍事侵攻が弱まることを期待したい。 jakuyu.com/  

にいみ農園最後のひまわり畑

   碧南市桃山町のにいみ農園は直売所周りの畑で順番にひまわりの花を開花させているが、8月10日に最後のひまわり畑が満開になっていた。7月上旬に2つのひまわり畑が開花して約2カ月、トマト、ミニトマトを買いに来た顧客などを楽しませてきたひまわりの花もいよいよ最後となった。11日にNHKBSで放映された映画『ひまわり』のひまわり畑、撮影されたウクライナの畑ほど広大ではないが、黄色い花が咲き誇る畑はいつまで見ていても飽きない。  にいみ農園はトマト直売所の周りに散在する5つのひまわり畑で、7月上旬から8月15日(予定)まで順番に開花するようにして「ひまわり祭り」を開催している。7月上旬に清水町交差点北側と南側の2つの畑で開花、続いて7月下旬に さらに南東の2つの畑のひまわりを開花させ、そして今回、直売所南側の5番目のひまわり畑が満開となった。そして、7月下旬に満開となっていた2つの畑のひまわりは枯れ落ち、畑の緑肥になるように茎が倒されて整地されていた。 直売所の南に広がる最後のひまわり畑 子供連れの家族などが次々と見学に  8月上旬に満開となったひまわり畑は人の背丈と同じくらい背の高さで、太陽に向かって黄色い花をぎっしり咲かせていた。直売所から歩いて2、3分のところにあるため、直売所前の駐車場に車を止めて、子供連れの家族が歩いて 次々と 見学に訪れていた。 7月下旬に満開だったひまわりは緑肥に活用 jakuyu.com/

安城七夕まつりでウクライナ支援活動

   安城七夕まつり期間中の8月6、7日の夕方、朝日町のまちのえき岡菊苑でウクライナ支援イベントが行われた。主催したのはNPO法人チーム三河リカバリーで、一般社団法人ウクライナ人道支援ジャクユーサポート(葛西孝久代表理事)も協力、ポストカードセット、ウクライナ国旗色マスクをテーブルに並べ、募金の協力を呼びかけた。  ジャクユーサポートが用意したポストカードセットは、“平和と反戦 ”をテーマしたアート作品5点をカードにしてセットしたもの。これらアート作品はウェブサイトのトップページに使用した2作品と使用中の作品、今後使用する予定の作品。イベントではセット価格500円で頒布、葛西代表夫妻のほか、夏休みで同家に滞在している大学生のズビュック・マリヤさんも販売・募金活動に協力した(写真前面が葛西夫妻とマリヤさん、後ろは石川郁子市会議員)。マリヤさんはウクライナのキーフ出身で、キーフで葛西夫人から日本語を学んでいたという。現在、避難民留学生として大阪大学に在学、日本文学を学んでいる。 5アート作品のポストカード  また、ウクライナ支援イベントでは岡菊苑の室内にロシアによるウクライナ侵攻の状況、ゼレンスキーの言葉、国際社会の反応、世界の核兵器保有国と保有数などをパネル展示すると共に、キーフ近郊のブチャ、イルピン、ゴストーメリの状況を写真で紹介。このほか、アフガニスタン戦災孤児支援、インドネシア・ロンボク島大地震被災地への救急車・消防車寄贈など、 NPO法人チーム三河リカバリーのこれまでの活動も報告していた。 岡菊苑室内にウクライナ支援のパネル展示 厳しい環境にあるキーフ近郊3都市の写真展示 jakuyu.com/

刈谷でキエフクラシックバレエ上演

  JR・名鉄刈谷駅前の刈谷市総合文化センターアイリスでは9月1日、キエフ・クラシック・バレエ『白鳥の湖 全2幕』の上演を行う。2017年に日本全国で120公演以上を行ってから毎年夏に来日、その親しみやすいパフォーマンスで好評を博してきたキエフ・クラシック・バレエ。コロナ禍で2020年、2021年と中止に追い込まれ、今年はロシアの軍事侵攻という未曾有の危機に見舞われたが、3年ぶりに東京など日本各地での上演が決定した。しかも、今年はバレエを知らなくても誰でも楽しめるチャイコフスキーの作曲した傑作バレエが登場する。  キエフ・クラシック・バレエは、リーフレットによると1982年設立のキエフ(キーフ)市立アカデミー・オペラ・バレエ青少年劇場バレエを母体とするバレエ・カンパニー。青少年劇場というのは世界的に見ても数えるほどしかなく、ウクライナではこの劇場が一番初めに設立され、現在まで国内唯一の存在となっている。上演する作品はどれも幅広い年齢層の観客を魅了する作品に仕上がっており、子どもをはじめすべての人々が楽しめるように工夫されている。  刈谷市総合文化センターアイリスの9月1日の上演は、午後6時開場、6時半開演。全席指定で税込価格4500円(10人以上の団体割引価格4200円)。小さな観客でも飽きずに楽しめるよう、全2幕(約2時間、休憩1回)構成となっている。チケットはチケットぴあ、ローソンチケットなどのほか、刈谷市総合文化センター窓口でも販売している。 刈谷市総合文化センター jakuyu.com/    

11日にNHKBSでひまわり+街歩き

   祝日の8月11日、NHKBSプレミアムでイタリア映画『ひまわり』が放送される。名古屋の名演小劇場は7月29日から8月11日まで同映画の日本で修復したレストア版を上映中だが、テレビ放映でレストア版が使われるかは分からない。ひまわりはソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが競演したヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作で、有名なひまわり畑のシーンがウクライナで撮影されたことも知られている。(画像はレストア版映画)  NHKBSプレミアムの放送は8月11日午後1時から2時49分まで。ひまわりは1970年に日本ヘラルド映画が日本で公開、戦争で引き裂かれた夫婦の悲しい運命を描いて大ヒットを記録した。2020年に日本劇場公開50周年を記念し、日本の映画配給会社がレストアしたデジタル素材で『ひまわり50周年レストア版』として再び全国公開。しかし、コロナ禍の公開となり注目が集まらなかったが、今年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻したことから、3月に緊急上映を開始した。そして、当初の上映決定場所が数日間で10倍までに拡大、現在も上映が続いている。  また、8月11日のNHHBSプレミアムでは、ひまわり放送のあと、午後2時49分から6月の深夜に放送されて話題を呼んだ『世界ふれあい街歩き「ウクライナ キエフ 特別版』を再放送する。番組は2019年の戦禍前の古都キエフ(キーフ)を歩いたものだが、特別版では最後にロシア侵攻後の変化、出会った人たちの近況も伝える。出演して報告を行うのは、2019年にナレーションを担当したイッセー尾形。 jakuyu.com

ウクライナ出国者が1千万人突破

    ウクライナでロシアの軍事行動が開始されて5カ月経過、安全を求めて国外へ避難するため国境を超えたウクライナ人は1000万人を突破した。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が発表したもので、8月2日時点では1035万人に達し、その大半は難民だとみられる。  発表によると、ポーランドへの出国が510万人、ハンガリーへの出国が109万人、ルーマニアへの出国が96万人、スロバキアへの出国が65万人、モルドバへの出国が56万人など。また、ロシアへの出国も197万人となっている。一方、ウクライナに入国した人は427万人で、最も多いのはホーランドからが308万人。続いてハンガリーからが62万人、スロバキアからが38万人。ロシアからの入国については数字を入手できていないという。  UNHCRでは1994年からウクライナでの支援活動を開始。何千人もの民間人が犠牲となった2014年のウクライナ紛争勃発後も、国内避難民などの支援対象者に重要な救援物資や避難所を提供してきた。今回の危機でもUNHCRはウクライナや近隣諸国の当局、その他のパートナー団体と協力して支援を拡大。避難を強いられる人々が必要とする支援を届け、難民が性的搾取や人身売買に遭わないようリスクを的確に把握し、国境地域などでモニタリングのを続けると共に、ライフラインを守るための現金給付、子ども・女性の保護などを実施している。 jakuyu.com/

日本語学ぶウクライナ人のための会話集

   “ウクライナ避難民とコミュニケーションをとるための”を副題に、『ウクライナ語会話集』がドニエプル出版から7月26日に発刊された。ウクライナ・オデーサの国立大学の日本語講師で4月に日本に避難してきたビクトリア・ミグダリスカさん(78)と、その息子の京都情報大学院大学ウラディーミル・ミグダリスキー教授、京都在住の孫娘の親子3世代で執筆したもので、大阪府八尾市に本部を置く日本ウクライナ文化交流協会が企画・編集した。持ち運びしやすいA5サイズで、本文48ページ、定価550円。  会話集は、「おはようございます」、「こんにちは」、「さようなら」など簡単なあいさつをはじめ、日常会話でよく使う表現約500フレーズを掲載。それぞれのフレーズが日本語とウクライナ語で併記されると共に、発音が確認できるようにローマ字も添えられている。「今回著者らが作成したフレーズブックは、日本語を学び始めたばかりのすべてのウクライナ人のためのものです。テーマごとに分かれており、一般的な表現と日常生活に必要な表現、そして応用表現で構成されています。すべての表現にはローマ字表記があり、ウクライナ語を話さない日本人にも使いやすくなっています」と前書きにある。  7月30日のNHKニュースウェブではこの会話集をとり上げ、「ミグダリスカさんたちは日本国内の通訳が不足しているほか、ウクライナ人向けの日本語の教材も少ないことなどから、指をさしても使える会話集づくりに取り組んだということです」と紹介。最後に、会話集は全国の書店などで販売、売り上げの一部は避難した人たちの支援活動にあてられると説明した。 NHKニュースウェブに掲載のミクダリスカさんとその息子 jakuyu.com/

日本企業の「脱ロシア」ストップ

    7月26日、日本企業の「脱ロシア」の動きが止まったというレポートが発表された。帝国データバンクが調査したもので、2月時点でロシアへの進出が判明した国内上場企業168社のうち、7月22日までにロシア事業の停止や撤退を新たに発表した企業は、全体の4割に当たる74社と判明した。しかし、前月から新たなロシア事業の停止や撤退を表明した企業はゼロだった。    3月から4月にかけて、ロシア事業の停止や制限・撤退といった「脱ロシア」の動きが相次いだ。しかし、その後は脱ロシアの機運は急激に低下し、5月時点ではロシア事業の停止を表明した企業は4月時点の増加数から半減、6月も5月から半分以下にとどまった。こうした中、7月は調査開始の3月以降、5ヶ月目で初めてゼロを記録した。大手企業でも将来的な事業再開・撤退についても言明を避けるケースが多い中、総じてロシア事業を見直す動きはストップした。   一方、帝国データバンクが米エール経営大学院の集計をもとに各国のロシア事業撤退割合を分析した結果、全世界の主要企業約1300社のうち22%の300社がロシア事業撤退を表明したことが分かった。国籍別にみると、北欧3カ国をはじめ、英米企業で「脱ロシア」の動きが加速している。また、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの圧力が欧米諸国を中心に強まる中、衣料大手のH&Mなどを初め、ロシア事業の重要度が高い企業でも完全撤退する動きが続いている。  これに対して、日本企業の事業撤退割合は帝国データバンクの調査で3%、エール大の調査でも5%と、先進主要7カ国で最低レベルにある。工場の操業停止や製品輸出入停止といったロシアと距離を置く動きは続いたが、ロシアビジネス撤退には慎重姿勢を見せる企業が多い。さらに、ロシア事業の占める割合や影響が小さいことから、積極的な開示や対応を控えている側面もここにきて見え始めている。レアメタルやLNGなどのロシアに代わる代替供給先の確保が難航していることに加え、ロシアを重要な新興市場として注力してきた日本企業にとっては「市場再参入のハードルが高い」といった課題もあり、容易な撤退は難しい現状もある。 jakuyu.com/