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9月, 2023の投稿を表示しています

カテリーナ著『ウクライナ女性の美しく前向きな生き方』発刊

   “ ウクライナの美しく豊かな大地、強く、前向きに生きるウクライナ女性の美と健康、恋愛、生き方まで、すべて教えます! ” 。歌手でバンドゥーラ奏者のカテリーナ著『ウクライナ女性の美しく前向きな生き方 美人大国・ウクライナ女性の衣食住と恋愛・結婚のすべて』が9月29日、徳間書店から発刊された。 四六判変形ソフトカバーで1870円(税込)。  著者のカテリーナさんは、チェルノブイリ原子力発電所から2.5km離れた町「プリピャチ」で生まれ、生後30日で原発事故により被災、一家は町から強制退去させられた。その後、6歳の時、原発事故で被災した子供たちで構成された音楽団「チェルボナカリーナ」に入団し、以来海外公演に多数参加。その際に訪れた日本の素晴らしさに感動し、2006年、19歳の時に音楽活動の拠点を日本に移した。  著書は、カテリーナさん自身や祖国に暮らす女性たちのエピソードを通じて、「ウクライナが世界でもっとも美人が多い国と言われている理由」や、「強く美しく生きるウクライナ女性の知られざるライフスタイル」、そして現在も姉家族や友人たちが暮らしている「祖国への思い」などが綴られている。さらに巻末では、カテリーナさんが作る、健康美人になるウクライナ家庭料理のレシピも公開している。 ウクライナ家庭料理のレシピ

ウクライナアニメ映画『ストールンプリンセス』上映開始

    ウクライナで制作されたアニメ映画『ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン』が9月22日、全国的規模で公開された。これに合わせて、TBSのニュース23では「異例公開ウクライナアニメ映画」として同映画の公開に向け奔走した元映画配給会社社員の粉川なつみさん(27)を取り上げた。  アニメ映画は騎士に憧れる俳優と王女が恋に落ち、悪の魔法使いに立ち向かうストーリーで、ウクライナで制作された。ニュース23によると、粉川さんは映画の上映のため、会社を辞めほぼ全財産をつぎ込み配給権を獲得したという。「ロシアとウクライナという大きな国で、まさかこんな戦争が起きてしまうのかと衝撃を受けたんです」。自分に出来る支援の形としてウクライナのアニメ映画の日本公開を思いついたが、当時いた会社では様々な理由で断念した。  「配給権を購入するのにほぼ全財産を使ってしまった。 マンションの頭金用の貯金を使いました」。吹き替えのキャスティングなど、費用は他にもかかるため、クラウドファンディングを実施、応援の輪が広がり、900万円以上の資金を集めたという。  愛知県ではイオンシネマ名古屋茶屋、中川コロナワールド、ミッドランドスクエアシネマ、ユナイテッド・シネマ豊橋18などで9月22日から公開。西三河ではユナイテッド・シネマ岡崎で1日4回、日本語吹替版を放映している(28日まで、29日からは未定)。ポスターは刈谷日劇で撮影したものだが、同館で上映するかどうかは不明。

ウクライナ人妻とロシア侵攻に直面したジャーナリストの記録出版

   日本経済 新聞社を退社してウクライナ人の妻とキーウに移り住み、ロシアの軍事侵攻に直面した日本人ジャーナリストの2022年秋までの書き下ろしレポート『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』が8月17日にKADOKAWAから発刊された。本文は四六判202ページで、税別価格1600円。  全7章で構成し、長年のモスクワの取材先から「おそらく今晩だ」「早く家族を説得して、脱出しろ」とメッセージが入ったという序章からレポートは始まる。第1章は恐怖の10日間、第2章は独りぼっちの侵攻前夜、第3章はブチャの衝撃、第4章は私の記録、第5章はコサックを探して、第6章は民の記録、第7章はパラレルワールド。  第1章では、ロシアの侵攻直後の緊迫した時、作家のアンドレイ・クルコフをキーウの自宅に招いて、お茶をする場面も登場する。その時のクルコフの発言「子どもたちは自分たちの意思で西部からポーランドに入り、これからロンドンに移動するところだ。私自身は、キーウを去りも戦争から逃げるのは耐えがたいと感じている。それでは、狂った男に屈することになるからだ。だから、私もここに残る」。しかし、その後クルコフもキーウから去ってしまっていたというウクライナの厳しい現実が本文には記載されている。。