ソフィア・ローレン主演のイタリア映画「ひまわり」の広大なひまわり畑は、ウクライナで撮影された。同映画は1970年に公開されたが、今年2月にロシアが軍事侵攻を始め、ロケ地のひまわり畑がウクライナだったということから、3月1日にリバイバル上映が決定し、現在まで全国各地で上映されている。同時に、ウクライナ支援の一環としてひまわりの種子まきも庭や畑で盛んに行われるようになっており、いまひまわりの黄色い花があちこちで咲いている。
トマト、ミニトマトで知られる碧南市桃山町のにいみ農園は、直売所の周りに散在する5つのひまわり畑を持ち、7月上旬から8月中旬(予定)まで順番に花を咲かせるようにしている。まず咲いたのは清水町交差点北側と南側の2つの畑で、特に北側のひまわりは背の高い黄色い花がぎっしり並び、ちょっと数は少ないながらソフィア・ローレンがさまよったひまわり畑の雰囲気も醸し出している。にいみ農園がひまわり畑を始めたのはコロナ禍が日本で始まった年で、今年で3年目になるという。
一番北側の畑に咲いたひまわりの花 |
交差点南にあるひまわり、すぐ南半分は未開花 |
にいみ農園はひまわり畑の狙いについて、次のような文章の載ったチラシをトマト購入者に配布している。「冬の美味しい野菜を作るために夏の時期に『緑肥植物』を育て、豊かな畑の土作りを行います。『緑肥植物』には、ひまわりの他ににレンゲやクローバー、トウモロコシなどもありますが、コロナや戦争で心が痛んでいるため、元気の出る黄色い色で世界が明るくなればと考え、ひまわりを撒きました。」
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