「2月24日⏤ロシアが攻めてきた日、すべてが変わってしまった」。キーウ、ハルキウ、マウリポリなど戦禍のウクライナに暮らしている人、故郷に思いを寄せる日本在住のウクライナ人など、19歳から58歳までの24人の日記を収録したStand With Ukraine Japan/左右社編集部編『ウクライナ戦争日記』が7月28日から順次発売開始される(Amazon発売日8月4日)。出版社は東京・渋谷の左右社で、電子版では日本語版、英語版を同時にリリースする(7月28日配信)。
判型は四六判変型並製で、320ページを予定。定価は1800円+税。収益の一部はNGO団体のStand With Ukraine Japanに寄付される。このNGO団体の共同創設者であるサーシャ・カヴェリーナは発刊にあたって、次のように語っている。「日記を書いた人は、特別な人々ではありません。残酷にも、いきなり恐ろしい状況下に投げ込まれてしまっただけの、あなたや私と同じ人間であるということを忘れないでください。本書は、ウクライナが子どもたちを守るために払った犠牲の証であり続けるでしょう。そして、本当の勝利を収めるまで、ウクライナの味方でいてください」。
日記を書いた24人は、キーウでは劇作家、フォトジャーナリスト、日本語教師、大学教授、劇場の副館長、映画監督、ハルキウでは美容室経営者、法律事務所の副長官、元建設業者、オペラ歌手、劇作家、スームィでは会社の管理職、マリウポリでは鉄道会社の職員、メリトポリでは芸術家、ヘルソンでは劇作家・コピーライターなど。「報道では伝えきれない、戦禍を生きる人々の切実な思いが詰まった一冊です」と、左右社では強調している。
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