ウクライナでロシアの軍事行動が開始されて5カ月経過、安全を求めて国外へ避難するため国境を超えたウクライナ人は1000万人を突破した。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が発表したもので、8月2日時点では1035万人に達し、その大半は難民だとみられる。
発表によると、ポーランドへの出国が510万人、ハンガリーへの出国が109万人、ルーマニアへの出国が96万人、スロバキアへの出国が65万人、モルドバへの出国が56万人など。また、ロシアへの出国も197万人となっている。一方、ウクライナに入国した人は427万人で、最も多いのはホーランドからが308万人。続いてハンガリーからが62万人、スロバキアからが38万人。ロシアからの入国については数字を入手できていないという。
UNHCRでは1994年からウクライナでの支援活動を開始。何千人もの民間人が犠牲となった2014年のウクライナ紛争勃発後も、国内避難民などの支援対象者に重要な救援物資や避難所を提供してきた。今回の危機でもUNHCRはウクライナや近隣諸国の当局、その他のパートナー団体と協力して支援を拡大。避難を強いられる人々が必要とする支援を届け、難民が性的搾取や人身売買に遭わないようリスクを的確に把握し、国境地域などでモニタリングのを続けると共に、ライフラインを守るための現金給付、子ども・女性の保護などを実施している。
ウクライナの人口は3月末で4159万人(クリミア除く)。何と4分1のウクライナ人が出国した!
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