ウクライナで制作されたアニメ映画『ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン』が9月22日、全国的規模で公開された。これに合わせて、TBSのニュース23では「異例公開ウクライナアニメ映画」として同映画の公開に向け奔走した元映画配給会社社員の粉川なつみさん(27)を取り上げた。
アニメ映画は騎士に憧れる俳優と王女が恋に落ち、悪の魔法使いに立ち向かうストーリーで、ウクライナで制作された。ニュース23によると、粉川さんは映画の上映のため、会社を辞めほぼ全財産をつぎ込み配給権を獲得したという。「ロシアとウクライナという大きな国で、まさかこんな戦争が起きてしまうのかと衝撃を受けたんです」。自分に出来る支援の形としてウクライナのアニメ映画の日本公開を思いついたが、当時いた会社では様々な理由で断念した。
「配給権を購入するのにほぼ全財産を使ってしまった。 マンションの頭金用の貯金を使いました」。吹き替えのキャスティングなど、費用は他にもかかるため、クラウドファンディングを実施、応援の輪が広がり、900万円以上の資金を集めたという。
愛知県ではイオンシネマ名古屋茶屋、中川コロナワールド、ミッドランドスクエアシネマ、ユナイテッド・シネマ豊橋18などで9月22日から公開。西三河ではユナイテッド・シネマ岡崎で1日4回、日本語吹替版を放映している(28日まで、29日からは未定)。ポスターは刈谷日劇で撮影したものだが、同館で上映するかどうかは不明。
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