ウクライナ避難民家族を追ったテレビドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション『たどりついた家族2』」(前編:2023年2月26日放送/後編:2023年3月5日放送、制作著作:フジテレビ)がこのほど、民間放送の優れた番組を表彰する「2023年日本民間放送連盟賞」(民放連賞)のテレビ報道部門で優秀賞を受賞した。同番組は、来年3月31日までフジテレビが運営する動画配信サービスFODとTVerで特別無料配信されている。
今回受賞した「ザ・ノンフィクション『たどりついた家族2』」は、2022年5月に放送された前作「ザ・ノンフィクション『たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~』」の続編にあたり、まったく言葉のわからない異国の地・日本で、いつ帰れるのかもわからない不安を抱えながら、故郷であるウクライナの戦火に翻弄される家族の姿を描いている。 今回、戦争の愚かさと、避難生活の苦しさや戸惑い、深い悩みだけではなく、地域とのつながりなど光の部分も丁寧に追ったことが高く評価されての受賞となった。
同番組を含む一連の報道活動は、2022年3月、日本政府がウクライナからの避難民受け入れを決定したことを受けてスタートした企画。めざましテレビニュース班がリサーチしたところ、東京都在住のウクライナ人女性が母親と歳の離れた妹・弟を避難させようとしているというSNSの投稿を発見。SNSを通じてコンタクトを取り、「めざましテレビ」「めざましどようび」でのインタビュー取材と放送が実現した。その後、ドキュメンタリー番組化の話が持ち上がり、避難家族の日本到着からその後の生活まで、約1年間にわたる密着取材を実施。ザ・ノンフィクション「たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~」(2022年5月1日放送)、「たどりついた家族2 前編~戦火の故郷と母の涙~(2023年2月26日放送)」、「たどりついた家族2 後編~帰りたい戦火の故郷へ~」(2023月3月5日放送)として放送された。また、2023年6月25日には、ザ・ノンフィクション特別編「たどりついた家族」も放送されている。
ザ・ノンフィクション「たどりついた家族2」番組概要
2022年5月、東京・東新宿で3人の親子が暮らし始めた。日本人と結婚した長女を頼り、ウクライナから遠く離れた日本にたどり着いた。日本での暮らしになじんでいく子どもたちを見守りながら、母は故国に戻らなければならない理由を抱えていた。ロシアのウクライナ侵攻が始まって1年。東京の片隅で故郷の戦火に翻弄される家族をみつめた。 戦争の愚かさと、避難生活の苦しさや戸惑い、深い悩みとともに、地域とのつながりなど光の部分も丁寧に追った良作。日本への避難者が身近にいることを再認識させる。
■スタッフ
語り:芳根京子
演出:蔵本卓大
ディレクター:井本早紀、草彅伶央(C&R社)、安田裕紀
プロデューサー:高橋龍平
制作:めざましテレビ ニュース班
制作著作:フジテレビ
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/index.html
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