名古屋市美術館で現代美術家・福田美蘭の「美術ってなに?」展が9月23日から11月19日まで開かれ、ロシアのプーチン大統領やウクライナのゼレンスキー大統領を描いた新作も展示、注目を集めていた。特にプーチン大統領を描いた作品は、14点の連作鉛筆画と4点のアクリル画の合計18点が出展された。
展示会のチラシによると、「福田美蘭(1963-bytek)は現代社会が抱える問題に鋭く切り込み、東西の美術、日本の伝統やす文庫を、意表をつくような手法であらわして、私たちの既成概念を打ち破ってきました」 。今回の展示会では名画にユニークな視点で向き合った作品から、内外の時事問題を鋭い視点で切り込んだ作品まで新作を含む約50点を出展している。
4点で構成する『プーチン大統領の肖像』は、モディリアーニの抽象化やデフォルメの技法を使って描いたもので、感情をほとんど露わにしない冷徹な青い目のプーチン大統領の表情が不気味に会場に浮かび上がっている。また、鉛筆画14点の連作『プーチン大統領(カリアティード)』では、モディリアーニのカリアティード(女性立像)の技法を使って、肉体美に取り憑かれたプーチン大統領を鉛筆画で描いている。
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