刈谷日劇日劇で8月18日から『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』を上映する。
第2次大戦下、領土を奪われ翻弄されるウクライナ、ポーランド、ユダヤ人の3家族が大地と子供たちを守り抜こうとする運命の物語。キーウ在住のオレシャ・モルグネツ=イサイェン
コ監督作品。上映時間は午後2時40分から4時50分(19日のみ午後3時50分から)で、25日からは上映時間が変わる予定。
タイトルのクリスマスキャロルとして有名な歌「キャロル・オブ・ザ・ベル」は、ウクライナで古くから歌い継がれている民謡「シェドリック」に“ウクライナのバッハ”との異名を持つ作曲家マイコラ・レオントーヴィッチュが編曲し、英語の歌詞をつけたもの。映画『ホーム・アローン』(90)内で歌われ、世界中に知られるようになった。この歌は「ウクライナ語、ウクライナ文化が存在している」という明確な証として今も歌い継がれている。
8月14日付東京新聞夕刊のコラム大波小波では、この映画に触れて、次のように書いている。「子どもたちが口ずさむのはタイトルとなっている歌である」、「映画ではこの歌が、それぞれの家庭の子どもたちをつなぐもの、そして分つものとして描かれる」、「ロシアによるウクライナへの侵攻を予期するかのようにつくられたこの映画は、国家や民族をこえて育まれる人と人との交わりと、愚かな戦争により市井のひとびとが被る悲惨な現実を映し出す」。
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