ウクライナのドネツク州で2014年に起きたマレーシア航空17便撃墜事件を背景に描く、ウクライナ・キーウ 出身の マリナ・エル・ゴルバチ監督作『世界が引き裂かれる時』が8月4日から刈谷日劇で上映される。上映時間は午後1時40分から3時20分まで。8月24日まで上映される予定だが、金曜日に上映時間が変更されているので11日からは時間が変わるとみられる。
刈谷日劇によると、ストーリーは「ドネツク州 の村に住む、出産を目前に控える妻イルカと夫トリク。突然彼らの家が爆撃を受け、壁には巨大な穴が空いてしまう。広野に佇む崩壊した小さな家の二人。親ロシア派と反ロシア派の対立はさらに深まり、夫婦の日常は不穏な情勢に巻き込まれてゆく。」ロシアによる ウクライナ侵攻 の直前、2022年1月に上映の第38回サンダンス映画祭ワールドシネマ部門監督賞をはじめ、41冠に輝く。
配給会社アンプラグドによると、長回しのワンカットや遠近法を効果的に用い、ワイドスクリーンの中で広い空間を舞台にしながら、死が待ち受ける逃げ場のない閉塞感を醸しだしているという。6月17日から東京のシアター・イメージ・フォーラムで初公開、順次全国の単館ミニシアターで上映されつつある。愛知県では、7月28日に閉館した名古屋シネマテークが7月1日から14日まで上映した。
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