若き日のロシア・プーチン大統領を追ったドキュメンタリー映画が4月21日、アップリンク吉祥寺、池袋シネマ・ロサを皮切りに全国で順次公開される。タイトルは『プーチンより愛を込めて』で、監督・撮影・出演・ナレーターはウクライナ出身のヴィタリー・マンスキー。2018年に制作され、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。静岡県では6月2日からシネ・ギャラリーで上映されるが、残念ながら愛知など東海3県で上映予定は今のところない。ぜひ愛知県でも上映してもらいたいドキュメンタリー映画だ。
ロシア連邦初代大統領ボリス・エリツィンの後を継ぎ、2000年に第2代大統領に就任したウラジーミル・プーチン。配給会社NEGAの解説によると、プーチンの大統領選挙PR用に撮影を依頼されたヴィタリー・マンスキー監督は引退を宣言したエリツィンの指名を受けて1999年12月31日、プーチンが大統領代行に就任してからの1年間を密着取材した当時の映像を編集して、1本のドキュメンタリーを完成させた。
「プーチンはいかにして権力を握り、現在の統治国家を築き上げたのか。大統領選挙活動では控えめな印象のプーチンだが、徐々にベールの奥に隠された本性が見えてくる。その過程は心理スリラーの様相。自身の後継者として選んだエルツィンだが、やがて自分が利用されていることに気づき、丸1年後のインタビューでは、プーチンについて‥‥‥。」。1999年と2000年のや大晦日、2000年3月の開票日当日の、エリツィン元大統領の自宅での貴重映像を辿ることで、プーチンの本当の姿が炙り出されていく。
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