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ウクライナ危機1年:2月18日AARトークイベント

 

 ロシアの軍事侵攻によるウクライナ人道危機の発生から間もなく1年、事態の終息は見えず、人々の苦境が続いている。ウクライナ国内外で支援活動に取り組むAAR Japan(難民を助ける会)は2月18日(土)、ジャーナリスト堀潤氏をファシリテーターに迎え、ウクライナ問題を考えるトークイベントを開催する(オンライン/参加無料)。 

 「この1月に厳冬期の首都キーウに入ったAAR職員による現地報告、来日したウクライナ避難民の方のメッセージなどを交えて、ウクライナ人道危機の現状、AARの支援活動、今後の見通しを共有する貴重な機会です。多くの皆さまのご参加をお待ちいたします」と、主催のAARジャパン。参加方式はオンライン(Zoom)形式で、事前申し込み制、定員450人。参加費は無料(AARの難民支援活動にご寄付を)。お申し込み締切日は2月17日(金)正午。


 〈登壇者〉
堀 潤氏(ジャーナリスト)
NPO法人8bitNews代表理事。2001年にNHK入局、「ニュースウォッチ9」リポーターなど報道番組を担当。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、翌年NHKを退局。さまざまなメディアを通じて国内外の社会問題の取材・発信を続ける。2020年には自身で監督・出演・制作を手掛けた映画『わたしは分断を許さない』を公開。

長 有紀枝氏(AAR会長/立教大学教授)
AAR職員として旧ユーゴスラヴィアなど紛争下の緊急人道支援や地雷対策に携わり、理事長を経て2021年7月から現職。立教大学大学院教授。著書『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』(東信堂)、『入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの 自由を求めて』(中央公論新社)など。

中坪 央暁氏(AAR東京事務局)
全国紙の海外特派員・編集デスクを経て、国際協力機構(JICA)の派遣でアジア・アフリカの紛争復興・平和構築の現場を長期取材。2017年AAR入職、バングラデシュ・コックスバザール駐在としてロヒンギャ難民支援に約 2年間携わる。著書『ロヒンギャ難民100万人の衝撃』(めこん)ほか。

藤原 早織氏(AAR東京事務局)
大学卒業後、ITベンチャー企業での勤務後、2020年にAAR入職。ラオス事務所駐在を経てミャンマー事業やウクライナ緊急支援を担当

八木 純二氏(AAR東京事務局)
国際協力NGOにて広報職員や海外駐在員として勤務後、2022年にAAR入職。広報コミュニケーション部職員として広報や渉外を担当

ビドナ・ビクトリア氏(来日ウクライナ避難民)

 〈開催日時 2023年2月18日(土)14:00~16:00〉

 申し込み先 https://aarjapan.gr.jp/event/8442/   

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