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ウクライナのボロジャンカにバンクシー作品




 ウクライナの首都キーフ郊外のボロジャンカで、覆面アーティストとして知られるバンクシーの作品が登場した。11月11日にバンクシーが自信のインスタグラムに、「ボロジャンカ、ウクライナ」のコメントを入れて3枚の写真を投稿したもの。この写真は作品のアップ写真と遠景写真、作品の描かれたビルの全体が分かる写真の3枚。

 公開されたバンクシー作品は、破壊されたビルの瓦礫の中で逆立ちをする体操選手のような人物を描いたもの。朝日新聞の11月14日付休刊日号外(紙面ビューアー)によると、ボロジャンカはキーウの北西約50キロに位置する町で、2月24日の進行開始直後、ロシア軍の砲撃で最も大きな被害を受けた場所の一つ。「9階建てのマンションが真っ二つに破壊された映像が世界に衝撃を与えた」。数種間にわたってロシア軍に支配され、4月にウクライナ軍が解放した。

 BBCニュースジャパンでは、ボロジャンカでは2つ目の作品も見つかっているが、バンクシーによるものかは確認されていないと報道した。この作品には、ロシアのウラジミール・プーチン大統領に似た柔道着姿の男性が子どもに投げ飛ばされる様子が描かれている。バンクシーが描いたと思われる3つ目の作品は、キーウ近郊のイルピンで見つかったという。建物の側面にぽっくり空いた穴の上で、新体操選手がリボンを使って演技しているもので、選手の首にはコルセットのようなものが巻かれている。

Googleマップの左上がボロジャンカ







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