ウクライナの人々が大切にしてきた美術の世界をまとめた図版入り書籍が11月15日、『クラライナに愛をこめて ウクライナ美術への招待』のタイトルで発刊される。著者は評論家・作家で、早稲田大学ロシア文学科卒業後、平凡社に入社して雑誌『太陽』の編集長も務めた海野弘。A5判変形・ソフトカバー320ページで、定価2500円+税。発売元は東京・南大塚のパイインターナショナル。
9~13世紀にキーウを中心に繁栄し最盛期はヨーロッパ最大の領土を誇った大国キエフ(キーウ)・ルーシ、14~16世紀のウクライナ・コサックの活躍、17世紀以降はロシア帝国やソヴィエト連邦、近隣諸国の支配を受けながらも独自の文化を守りつづけてきたウクライナは、さまざまな民族が交わって共存し独自の文化や芸術が育まれた。キエフ・ルーシ時代の正教会建築やイコン(聖像画)美術、帝政ロシア期の美術、美術におけるウクライナ民族主義の高まり、20世紀初頭のウクライナ・アヴァンギャルド……。同書では歴史や都市物語、文学をまじえた豊富な解説、多彩な図版とともに、豊饒なウクライナ美術の世界をたどる。
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