YouTubeで女性3人のボーカルグループ、横濱シスターズがウクライナ語で歌うウクライナ国歌『ウクライナは滅びず』が人気を集めている。今年2月15日の公開以来、日本人だけではなく、ウクライナ人の間にも拡散され、再生回数は71万回数以上に達した。コメントも8000件以上で、日本語は少なく大半がウクライナ語となっているのも驚く。中には2カ国語併記のコメント「Дякую вам за підтримку. Неймовірна вимова та голос. サポートに感謝します。素晴らしい声とウクライナの発音です。ウクライナはきっと勝つことになります」などもある。
横濱シスターズは、オトカゼニュースによると横浜から世界中の人々に歌声で笑顔と元気を届けることを目標としている女性トリオで、R&B、ジャズ、昭和歌謡、アメリカンオールディーズ、ハワイアンなど、幅広い洋楽および邦楽レパートリーを持つ。世界の国歌メドレーや横浜の名曲メドレーなどユニークな取り組みも行っている。2021年9月には、NHK総合テレビでスペシャルジャズライブの様子が放映された。
ウクライナ国歌は、オデーサ市と横浜市の55年以上にわたる姉妹都市関係を祝して歌うことに決めたもの。ラグビーワールドカップ20カ国メドレー、オリンピック開催国19カ国メドレーのほか、フィリピン国歌、ルーマニア国歌も歌って、YouTubeで公開している。もちろん、再生回数が圧倒的に多いのはウクライナ国歌。
このウクライナ国歌の歌声が評価されたのか、8月25日付オトカゼニュースでは「音楽によるウクライナ支援の会」が馬飼野俊一プロデュースによる楽曲『ひまわりは再び』を制作、その英語バージョンを歌うことになり、レコーディングも行われたと報道した。しかし、10月12日発売予定の英語バージョンのCD『Sunflowers Bloom Again』は発売中止となった。
「徳間ジャパンより英語版の発売が中止になり日本語版のみ発売に変更になったと聞いております。英語版を担当した私共としましては大変残念ではございますが、是非今後もウクライナ支援に温かいお気持ちをお寄せ頂けましたら嬉しい限りです。私共はこれからも、また別の形でウクライナ支援を継続して参りたいと思っております。今後とも応援のほどよろしくお願い致します」と、リーダーのMAHOさん。ちなみに、日本語版は愛知県豊川市出身で豊橋市市政100周年&110周年記念曲を歌い、愛知県を中心に活動している佐藤朱実が歌っている。
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